ヤバい経済学
ヤバい経済学 増補改訂版(スティーヴン・D・レヴィット、スティーヴン・J・ダブナー 東洋経済新報社 2100円)
これは前回アマゾンで買ったやつ。統計・分析を駆使して社会現象のホントのところをあばく。
#経済学というよりは、統計学的手法を使った社会学の気もする。
不動産屋のウソ、相撲の八百長、マフィアの経済学、などなど。
一番印象深く、感心したのは
「90年代にアメリカで犯罪が激減した理由」
ジュリアーニNY市長の「割れ窓理論」に基づく数々の対策は実はほとんど効果が無かったこと、そして最大の貢献は誰も想像もしなかった「中絶合法化」だったこと、が理論的に説明されている。
「風が吹けば桶屋が儲かる」ではないけれど、その理路には激しく納得。詳細はぜひ読んでちょ。
他にも「子育て」には何が一番影響するか、とういのもおもしろかった。既読のスティーヴン・ピンカー「人間の本性を考える 心は『空白の石版』か」でも、
「子供に何を教育するか」
はほとんど関係ない、ということが紹介されていたけれど、ここでも同様のことが披露されている。教育の中身より、
「どんな親なのか(教育水準が高い、裕福、社交的などなど)」
が徹底的に重要と言うこと。
こういう本は読んでて面白いんだよね。訳もかなりこなれていてよいのでは。
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