何と言うか、日本というのは、本当に
「嫉妬」
の文化なんだなあ、と再認識した。
お金にモノを言わせてブイブイやっていたライブドアを、ここぞとばかりにメディアがたたいている。
17年前、リクルートという新興企業が政治家への賄賂としてグレーゾーンだった未公開株を多方面に譲渡し、それがスクープされて大問題となった。
「濡れ手で粟」
のフレーズで世論も一斉にリクルート批判に傾き、刑事事件として立件、多くの人が司直に裁かれることになった。
今回のライブドアの一件では、風説の流布と偽計取引という2つの容疑で特捜部が強制捜査に入った。まだ全貌は明らかではないけれど、どちらも法律的にはグレーゾーンに思われる。
#そもそも監査法人は何をやっていたんだ、という気もするし。
普通の(=エスタブリッシュと認められている)企業であれば、まずは任意の事情徴収あたりから入り、嫌疑が濃厚になってから強制捜査という手順を踏んでいたのではないか。
天狗になっていた成り上がりを旧来の権力構造(「財界」含む)がたたいた、という意味では、リクルート事件とよく似ている。
では、ホリエモン逮捕、ライブドア上場廃止まで一気呵成に進むか、というと、まだわからない。
小泉独裁政権が成立し、ポピュリズムが一世を風靡している今、これまでに増して「世論」の動向が鍵となっている。
ホリエモンは会社の利益を水増ししたかもしれないが、私腹を肥やしたわけではない(株高で持株の含み益は激増したけどね)し、純然たる悪役とするにはちょっと無理がある気がしている。
いくらメディアが笛を吹いても、世論の大半が
「ホリエモンかわいそう」
となれば、どこかで落としどころを探る動きになるのではないか。
ニュースを見ていても、
海外では「ホリエモンはスケープゴート」との指摘も
というように、(リクルート事件などでは皆無だった)バランスを取る論調も見られているし。
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