¦映画 1997-2005

アンジェラ

アンジェラ(★★★★★)

ダメ男と絶世の美女の、シンプルでピュアなラブストーリー。

リュック・ベッソン監督10作目。

彼が常々公言していた

「映画は10本しか監督しない」

という言葉を信じれば、最後の作品となる。

個人的には、最終作にふさわしい、と思う。

シンプルなゆえに、あまり内容を知らずに見に行くほうが、より感情を揺さぶられる。

なので、内容についてはあえてふれませぬ。

クサい言い方をすれば

「愛の力」

を強く信じることができる作品。

だまされたと思って見にいってくださいまし。

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間宮兄弟

当面日本映画が見れなくなることもあり、極力邦画シフト。

間宮兄弟(★★★★☆)

嫌われ松子同様、「イタい」兄弟が主人公。

ただし、こちらは悲惨さは全くなく、あくまでコミカルな笑いがベース。

きまじめな兄とヲタな弟。二人は時々けんかしつつも仲良く一緒に暮らしている。

そこはともするとクローズドな世界になりがちで、もしかしてこのまま一生過ごしてしまうかもしれない、という感じがある。

兄はその生活に満足しきっているが、弟はそれに少し危機感を感じているようで、

「カレーパーティー」

を企画して、兄に彼女を見つけてもらうよう画策する。

無事カレーパーティーが開かれ、恋の話になるかと思うと…

恋愛に関する数々のイタい勘違いは、昔の自分を思い出すようでそのたびにクスクス笑える。

恋愛に限らずすべてのコミニュケーションがそうなのだけど、

「相手の身になって考える」

ことができない限り、すべては単なる妄想なんだよなあ。

その妄想の域を超えることなく、コミカルな話は続いていく。

恋愛ネタだけではなく、小道具、コネタ満載で、2時間楽しませてもらいました。

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嫌われ松子の一生

嫌われ松子の一生(★★★★★)

傑作、「下妻物語」の中島哲也監督最新作ということで期待して見に行き、それ以上にすばらしい内容に大変満足した。

不器用かつ徹底的に不運な松子の悲劇的(というか、傍目には悲惨の一語に尽きる)生涯を描く。

作中、彼女は何度かささやかな幸せをつかみかける。

しかし、

「この幸せがずっと続くように」

と松子が願う頃には、必ずその幸福なときは崩れ去り、不幸のどん底へとたたき落とされる。

彼女の人生はその繰り返しだ。

その展開が見えているため、彼女が幸せの絶頂にいる時ですら

「もうすぐまた裏切られてしまうのに」

と心から同情しながら見続けた。

見終わって、不朽の名作コミック、業田義家の「自虐の詩」のラスト、

幸や不幸はもういい
どちらにも等しく価値がある
人生には明らかに意味がある

という感動的なセリフを思い出した。

松子の一生は本当に悲惨としか言いようがない。

しかし、やはり家族や友人など周囲の人たちにプラスマイナスさまざまな影響を与えた彼女の人生には

「意味があった」

と思う。

合掌

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スペイン料理と節約気分

5/20(土)

某所スペイン料理店にて、K井嬢ほか2名と飲み会。イベリコ豚食べ放題の他、タパス各種を堪能し、パエリア、デザートで〆。カヴァをたくさん飲み、最後はデザートワイン。料理もお酒も大変おいしく、会話もはずんですごく楽しめた。

お勘定は一人12000円。NZでは絶対食べられないレベルなので、十分満足しているのだけど、高いのは高いよね。来月から就職するまで無収入になることもあり、ちょっと節約マインドになっている。

たとえば、普段なら絶対ホテルに泊まっているのが、ウイークリーマンションにして節約したり、日々の晩ご飯もお弁当にしたりしている。

早めに就職先を決めれば、多少は安心できるんだけど、本格的な活動は戻ってからだからなあ。順調にいって7月スタートというところかな。

そうそう、今お世話になっているおうちも7月中旬に引っ越すことが決まったとのことなので、職探しと家探しを同時並行で行うことに。どちらも、早く当てくらいはつけておきたいなあ。

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銀ぶら

映画の後は竹葉亭本店へ。ごま豆腐、う巻き、鰻重を堪能。NZでも鰻丼くらいは食べられるみたいだけど、銀座の名店の味は難しいだろうから、1年間の食べおさめということで。

超久しぶりの銀座歩行者天国。せっかくなのでCartier, Tiffany, Louis Vuittonなどお店をいくつか回ってから、有楽町JALプラザに向かい、チケットの変更。出発日は4/25。前日引っ越しのため福山に帰っているので、関空からのフライトにした。

有楽町から山手線で一駅の新橋に行き、会社でお仕事。久々に土日どっちも働いてしまった。ま、火曜日休みだからいっか。

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アメリカ、家族のいる風景

アメリカ、家族のいる風景(★★★★☆)@シネスイッチ銀座

ヴィム・ヴェンダース監督作品。

原題は

Don't Come Knocking

直訳だと「ノックして入ってこないで」

意訳で「近寄らないで」

って感じかなあ。

30年以上も家族を捨て去り、自由気ままに暮らしていた俳優、ハワード・スペンス。彼が全てをなげうとうとした時、自然と足は捨てたはずの母の元に向かった。そこで初めて聞く、自分の子供の存在。根無し草だと思いこんでいた自分に子供がいた。その絆を探しに、男はなつかしの場所に向かう。

ネタバレになるので、詳しくは書かないけれど、

「親子の絆」

について、非常に深い洞察がなされている。アールとスカイ、2人の父親に対する対照的なふるまいには、ぜひ注目して欲しい。

演じるのは、サム・シェパード、アカデミー賞女優ジェシカ・ラング、若手注目株のガブリエル・マン、サラ・ホーリーと名優ぞろい。

十分、堪能させてもらいました。

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ウオーク・ザ・ライン

ウオーク・ザ・ライン(★★★☆☆)@テアトルタイムズスクエア

伝説のロッカー(って知らないんですが)ジョニー・キャッシュの半生を描く。

今回はぴあの紹介くらいしか読まずにこの映画を見たのだけど、これくらいの方が映画を楽しむのにはいいのかも。INIVTATIONとかの長いレビューを見てしまうと、ストーリーのかなりの部分を事前に知ることになって、

「意外な展開」

なるものを楽しめないので。「ミュンヘン」とかも、事前情報無しで見たら、もう少し違った印象があったのでは。
ちなみに、上記HPではほぼ全てのストーリーが掲載されているので、ぜひ事前には見ないことをオススメする。

もう少しストレートなラブ・ストーリーかと思っていたけど、主人公のジョニーとその恋人ジューンは離婚、ドラッグ中毒などの修羅場を経た上で、紆余曲折の末に結ばれている。

途中、

「男ってホントバカだなあ」

と思うシーンがたくさんあるのだけど、最後の最後にそのバカさ加減が実を結ぶあたりは、よかったかも。

「涓滴(けんてき)岩をうがつ」

ですかな。

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クラッシュ

クラッシュ(★★★★☆)@新宿武蔵野館

あの傑作ミリオンダラー・ベイビーの脚本を書いたポール・ハギス初監督作品。

舞台はLos Angeles。スペイン語の「天使の街」という名前とは裏腹に、銃犯罪が横行し、人々はいつも身の危険を感じ続けている。

様々な人種が登場する群像劇。

根深い人種差別問題を縦糸に、そこに生きる家族の愛情を横糸に、ていねいに紡いだ脚本がすばらしい。

といっても、誰もがハッピーになれるわけはない。

それぞれの登場人物に「クラッシュ(事故)」が起き、それをきっかけに彼らの人生に変化が訪れる。ある男にとってはどん底から立ち直るきっかけとなるし、別の男はそれが元で死んでしまう。九死に一生を得る女もいれば、誰にも言えない秘密を抱えてしまう男もいる。

それとともに愛が芽生え、別れが訪れる。

カメラはそれらを淡々と追っていく。LAというごたまぜで善悪入り交じった大都会では、似たような出来事は毎日起きているのかもしれない。

生々流転、諸行無常。

全てを飲み込んで、街はまた夜のとばりに沈み、じき夜が明けて新しい一日が始まる。まるで何事もなかったかのように。

オススメ。

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転がれ、たま子

転がれ、たま子(★★★☆☆)@シネ・アミューズ

早く新装開店なったユーロスペースに行こうと思いつつ、でも今のラインナップにはあまり食指が動かないこともあり、とりあえずこの作品にしてみた。

まあまあかなあ。

一言でいうと、

「独り立ち」

の映画。

自分の殻に閉じこもった主人公たま子が、ふとしたきっかけで外の世界に踏み出すまでを描く。

甘食屋のジイチャン、ミッキーカーチスや謎の女広田レオナ、そして主人公の両親、岸本加世子・竹中直人などのバイプレイヤーはさすがにキャラが立っていて面白いんだけど、その分主人公が埋もれてしまったかも。

冷静に考えれば、(特に前半は)単なるニートだから、あまりスクリーン映えしないんだよね。監督の新藤風は長編2作目だし、これからに期待ということで。

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プライドと偏見

プライドと偏見(★★★★☆)@渋谷シネクイント

「ブリジット・ジョーンズ」「ラブ・アクチュアリー」などラブコメに強いプロダクション、ワーキングタイトルの作品。現代劇ではなく、18世紀末の英国が舞台となってもきっちり外さないところは、さすが。

主人公エリザベス役のキーラ・ナイトレイ、きれい~。時折見せる、底意地の悪そうな笑い方も堂に入っている。ラブ・アクチュアリーでも新婦役を演じていたなり。

ストーリーはラブコメの典型。
#というか、この原作がラブコメの元祖らしい。

200年前の英国貴族階級を登場人物にし、お城のような家、豪華な舞踏会と見事な舞台装置が整えられているものの、そこで繰り広げられるのは、現代と何ら変わらぬ誤解、すれちがいの恋愛劇。人間ってのは進歩しないんだねえ。

優雅な気分に浸りたいとき、オススメ。

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