「A Serious Man」人生万事塞翁が馬、ってこと?
A Serious Man(★★★★☆)@ Rialto New Market
久しぶりのリアルト。本当はマイケル・ムーアのキャピタリズムを見るつもりだったのだけど、今日はやっておらず、代わりにコーエン兄弟作品ということでこちらにしてみた。
「人の不幸は蜜の味」
というのは真実で、主人公に新たな不幸が降りかかるたび、観客は大笑い。十分に楽しめた。
エンドロールが出た時には一瞬
「え、ここで???」
と唖然としてしまったけれど、それはコーエン兄弟の得意技。もう慣れてますから(笑)
これまで大過なくすごしてきたユダヤ人で小市民の主人公。そんな彼に突然「これでもか」というくらい大小様々な不幸が一度に襲いかかる。
・離婚&別居
・隣家との境界線トラブル
・プーで家に居座る兄
・TVアンテナがずれて映りが悪くなっている
・終身教授昇進の瀬戸際
・落第してしまった生徒からの賄賂
・匿名の誹謗中傷メール
などなど。
あまりに不幸が続くため、ラビ(ユダヤ教の宗教的指導者)に教えを乞おうとするものの、どのラビも頼りにならず、八方ふさがり。
しかし、あることをきっかけに事態は好転、何とかどん底から這い上がれそうになるが…
実は不幸ばかりが襲いかかっているように見える彼だけど、ほんの少しの幸運も体験している。お隣の美人妻のハダカを拝めたり、交通事故には合うものの、無傷だったり。
というわけで、その時はどんなに不幸に思えても、
「人生万事塞翁が馬」
のことわざにある通り、それがきっかけとなって後で幸運が舞い降りてくることもある。
人はその場の結果で判断をしがちだけれど、実は後々になってからでないと、本当の評価は下せない。真の幸福は時に不幸の衣をまとってやってくることもあったりする。
もちろん、だからといって一筋縄ではいかないのがコーエン兄弟作品なんだけど(笑)
上記の通り「置いてきぼり上等」な方はぜひ。
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