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2009年1月

皆勤賞

少し前に年が明けたと思ったら、今日で1月もおしまい。早いですな。

1月は行く (イく)
2月は逃げる(ニげる)
3月は去る (サる)

というあまりきれいじゃない語呂合わせも昔あったけど、若い人たちは知っているのだろうか、とひとりごちたり。

右サイドバーのカレンダーを見てみると、なんと今月は皆勤賞。幸先のよい年明けなり。
#実はちょっとズルもあったりする(笑)

今回の旅行、一応2月10日頃戻ってくる予定なのだけど、ルート変更もあり後半が多少きつくなってきた。
さて、どうしようかな。もう少し延長するか、それとも一部を飛ばして予定通り戻るか。

どちらにするにせよ、もうトシなんだし、無理しないようにしようっと。

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モエラキ・ボルダー、ダニーデン着

オアマルから車で30分ほど南下すると、モエラキ・ボルダーなるスポットがある。

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直径1mから2m弱の丸い石がゴロゴロしている。マオリの伝説によると

「沖に沈んだカヌーから流れ着いた食料のカゴ」

だそうなんだけど、なんだかやたらに観光客が多い。土産物屋とカフェも併設されていて、NZには珍しく観光地っぽい感じ。

私有地を通るための通行料として2ドルをチャリンと料金箱に支払う。でも、正直岩を見るだけだし、わざわざ立ち寄らなくてもよかったかも。

そこからさらに1時間ほど走って、ダニーデン到着。天気が悪いせいもあるけど、寒いよ~

ホテルはまたまたアコー系列、Mercure Leisure Lodge

市街地の一番外れ、モーテル街にある。中心部に行くには車かな。中庭のある落ち着いたロッジ。夕方見たらNo Vacancyだったので、そこそこ人気あるみたい。

やっと当面の目的地に到着。これからもお楽しみに、ということでこちらもポチっとお願いします→にほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へ

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ニュージーランドの地方紙(その2)

前のエントリーをアップした後で、ふと気づいたのだけど

「同じ会社が多いぢゃん」

というわけで、再度詳細な分析をば

Newspapers

ざっと見てもらえればわかるように、APNとFairfaxの2社が多くを占める。
APNが北島、Fairfaxが南島とウエリントンを主テリトリーにして、一部相互に食い込んでいる。

まとめると

Newspapers_summary

となり、合計シェア9割!
#明細と集計では合計部数はあいません。というのも、毎日発行でない新聞はその分部数を割り引いているからです。例えば週2回なら2/6=3で割る、という感じ。

見事なまでの寡占ですがな。

地場で1万部を超えているのはダニーデンの1紙だけで、あとはモロ弱小。

元々エリアにほぼ1誌しかないので、競合が激しかったわけでもないんだろうけれど、これだけ統合されてしまうというのも何かにつけて

「自由放任」

なニュージーランドらしい。マーケットに任せると、こうなってしまうという良い例ですな。

ちなみにFairfaxはオーストラリア系、APNもオーストラリア系かと思ったら元はアイルランド(IMM)だそうな。
さらにちなみに、最近このIMMがAPNを売却しようとしたのだけど、売却価格の折り合いがつかず、断念とのこと。新聞業界は厳しいからねえ。

本当は今日は原稿書きをするつもりだったのに…

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ニュージーランドの地方紙

今回の旅行で気づいたのが、地方紙が多いこと。
NZには400万人しかおらず、人口で言えば日本の都道府県レベルでしかない。
#順番でいうと9位福岡県(504万人)と10位静岡県(379万人)の間(429万人)
しかし、主な地方都市には必ず地方紙がある。

ニュージーランド新聞協会(NPA)によるとなんと27紙が存在している。(ちなみにフリーペーパーは対象外。他にも未加盟の新聞もありそう。)

日本でも長野県のように比較的地域紙が残っている場所もあるけれど、それでもこの人口でこれだけの日刊紙を発行しているというのはすごい。それぞれの新聞には必ずローカルページはあるし、たいがい一面トップはローカルニュース。もちろん地域情報以外は通信社、他メジャー新聞の記事を転載してバランスをとっている。

以下、今回の旅行中に巡った都市の地方紙

Press

部数は上記NPAのHPにあるCirculationからとった。多分印刷部数。

大都市を擁するNZ Herald, The Dominion Post, The Pressが3大紙だけれど、それでも10万弱から20万部。最大部数のNZ Heraldが日本で言うとちょうど沖縄県の地方紙、琉球新報とほぼ同じ部数。

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人口わずか1万人ちょっとのオアマルですら
月-金ではあるけれど日刊紙The Oamaru Mailが存在。
部数はわずか3000部、それでも12ページ
パートカラーの新聞が発行できているのはすごい。


地方紙がこれだけ生き残れているというのは、全国紙が存在しない(NZ Heraldもこのあたりでは全く見かけない)という点も大きい。

アメリカでも地方紙が普通だったし、どちらかというと日本の全国紙というものが異質なんだけどね。

旅行記ばかりじゃナニなので、時にはちょっと変わったネタなど。

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オアマルの歴史的建造物

19世紀後半、オアマルは金採掘、採石、製材で栄えていた。そしてその富の一部は、地元で産出される石灰岩を建材に用いた、優雅な建築に費やされた。

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港からメインストリートに至るあたりは、石造りのおかげでほぼ19世紀の建造物が残っている。ここにカフェ、土産物屋、ギャラリーなどが入り、観光客を呼び込んでいる。

この建造物とペンギンが今のオアマルを支えている。そのほかにはなんにもない街。でも、それがいいのかも。

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ペンギンは?

クライストチャーチを10時頃出発し、ティマルでお昼を食べて2時前にオアマル到着。

途中雨が降ったりとかしたけど、何とかたどりつく。

オアマルでは最近定宿になりつつあるBella Vista Motels。120ドル前後、ブロードバンドが確実にあるし比較的新しいところが多いので気に入っている。

チェックイン後、ちょっと休憩してからイエローペンギンコロニーに。

これが寒い。ちょうど天気も悪くなってきたのだけど、海岸の風が半端じゃない。暴風吹きすさぶ、という感じ。

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かなりの白波が立っているし、植物も風で飛ばされそうなくらい。

でもってちょっと時間が早かったのか、肝心のペンギンはお出ましにならず。イルカ、クジラはよかったのに、今回初の坊主ですな。

あまりに寒いのですぐ戻ってしまった。

夕食はモーテルのオーナーに教えられたお店。お客さんで混雑しているし、確かにレベル高い。

あと、「オアマルストーン」という石灰石を使った19世紀の建築が街のそこかしこにあって、なかなかいい雰囲気。現在は人口2万人の小さな街なんだけど、以前は貿易港としてかなり栄えていたみたい。

明日はペンギン再チャレンジ。はげみになりますので、こちらもポチっとお願いします→にほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へ

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南島旅行 写真館

せっかくたくさん撮ったので、ご笑覧ください。

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オアマル到着。これからペンギン見物。

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intermission

旅行に出てから1週間が経過。

ちと疲れがたまってきたこともあり、今日は特になにもせず休憩。

クライストチャーチではちょうど大道芸フェスティバルをやっていて、それを見たりして過ごす。

夕食は近くのコリアンレストラン。石焼きビビンバGOOD。

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クリント・イーストウッド、珠玉の最終主演作「グラン・トリノ」

Gran Torino(★★★★☆) @ Regent 日本公開は2009年GW

Must Watch監督の一人、クリントイーストウッド。本作のほかにChangelingというNZでは2月19日より公開される作品もある。78歳にしてこれだけ続けて映画を撮影できる体力・気力はすごい。

グラン・トリノとは主人公が大切にしている1972年製のフォード車。

物語は非常にシンプル。

主人公コワルスキー(クリント・イーストウッド:ポーランド系の名前?)は朝鮮戦争の退役軍人で頑固者かつ強烈なレイシスト。彼は不器用なあまり自分の子供たちとすら打ち解けられず、妻が亡くなってからは孤独な日々を送るしかなかった

隣に越してきたモン族(東南アジアの少数民族)を最初は蛇蝎のように嫌っていた。しかし、いきがかり上偶然に息子タオを救い、救世主としてあがめられるようになる。なにせ近所の人々が彼にお供えの食事を毎日持ってくるのだから、彼はさぞかし当惑しただろう。

最初はそんな東洋的親密さを嫌っていたコワルスキーも、タオとスーを軸にしながら徐々に周囲と打ち解けていく。しかし、彼らの親類でギャングの一味が、隣家族をしつように付け狙う。そしてある日悲劇が起きる。

あまりの仕打ちに怒りを爆発させた彼は、どう対処すればいいか1日冷静になって考えた末、ギャングの住処へ赴く…

頑固者がイノセントな隣人とふれあうにつれて心を開き、最後は彼らのために自分を犠牲にしようとする。

それだけの話なんだけれど、クリント・イーストウッドにかかると、見逃せない作品に昇華する。

予告編を見て「ダーティー・ハリー」のイメージと重ね合わせてこの映画を観ると、あっと驚くことになる。

お楽しみに。

追記:今作で俳優は引退とのこと。素晴らしい引き際ですな。

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ハンマー・スプリングス→クライストチャーチ

カイコウラを午前8時過ぎに出発、一路ハンマー・スプリングスへ。

施設オープンの10時ちょうどに着。運良く受付目の前の駐車スペースにとめられた。

ひとり14ドル。水着とタオルを持って入場。

10を超える温水プールがあるのだけど、温泉になっているのは実はそのうち小さな3つだけ。

ということで、そこでしばしくつろぐ。

他のプールにもちょっと入ってみたけれど塩素がきつい。

やっぱり温泉はいい。のんびりほっこりできる。

今日は日曜日ということもあって、Kiwiたちで大混雑。

30分ほど入浴し、カフェで休憩。お昼前には出発。

2時間弱のドライブでクライストチャーチ。

今日のステイは大聖堂目の前にあるHeritage。ネットでエグゼクティブ・ルームが180ドルと半額以下だったので2泊予約。チェックインすると日本人スタッフがいた。彼はもう6年も働いているそうな。日本からの観光客もたくさん泊まっているみたい。

一休みしたあと、クリント・イーストウッド監督最新作、グラン・トリノのプレビューが始まっていたので早速見る。またすごい映画を撮ったもんだ。過去の作品を否定できるというのは、それだけ今の自分に自信がある証拠。詳細は別エントリーで。

夕食は倉敷レストラン。なんで倉敷という名前なのかかというと、クライストチャーチと姉妹都市なんだそうな。ふーん。鹿肉のタタキ、クロダイ(たぶん昨日食べたタラキヒ)の煮付け、カレイの唐揚げ、ともにおいしうございました。唐揚げは骨までいただきました。

ラストはカジノでいつものようにブラックジャック。オークランドには存在しなくなった5ドルテーブルでやっていたのだけど、ずっと一進一退で動かない。つまんないのでもうやめようかと、最後に25ドルテーブルに行ったらものの5分で200ドル稼げた。ま、バースデープレゼントということで。

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43歳

日付が変わってしまったけれど、昨日で43歳になりました。
#ちなみに今日はみっちゃんの誕生日。

これからの1年間が、いい年でありますように。

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タイタイタイ

天丼:お笑い用語で、オチを何度も繰り返して笑いをとること。ただし、3回までが暗黙のルール。それ以上になると

「しつこい」

とヤジが飛ばされるらしい。

というわけで、天丼もこれで限度なのだけど、ラストは

「タイ料理店で絶品のタイを食べた」

お後がよろしいようで…

☆☆★★☆☆

と終わってはさすがにマズいので、まじめにレビュー。

まずは遅れていた写真から

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右側完食後のお皿そばにあるごはんを見てもらえればわかるように、この魚、巨大です。

カイコウラのメインストリートにあるタイ・サイアムというタイ料理店、お昼に行って10ドルランチがなかなかのレベルだったので、引き続き夜も行ってみた。

注文したのはトムヤムクン、アワビ入りサラダと、メインは

「タラキヒ(シマクロダイ)のタイ風煮付け」($28.5)

少し調理に時間がかかったのだけど、理由はそのサイズ。なんと体長30cmを超える尾頭付き。これがめちゃうまい。魚そのものが新鮮ですばらしいのと、多少甘めに味付けしてあるその煮汁が絶品。白身につければなんぼでも食が進む。これが1500円!という驚き。

もちろんトムヤムクン、サラダともに美味。お昼のヌードル、カレーもなかなかと外れなし。

あまりの量に二人で死にそうになりながらも、おいしさに感動つつ完食。食後は腹ごなしに海岸を散歩することに。

カイコウラに行く人はぜひこのタイ・サイアムで夕食をどぞ。クレイフィッシュを筆頭にシーフードがかなり充実しているし、もちろん肉、麺類もある。

Thai Siam
54 West End
03 319 6992

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クジラクジラクジラ

午後3時半から、こんどはホエールウオッチ。

まずはクジラの写真から。全部で3匹、4回出現。平均は2回だそうなので、運が良かった。海に潜るまで平均5分間、一番長いので15分くらい浮きつ沈みつしていた。ただし、一番大きなのでも7,8mとそれほどのサイズではない。

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カイコウラ駅に併設されたWhale Watch Kaikouraに行き、チェックイン。($140)ここでもやはり30分ほど待たされ、短いブリーフィングの後、朝と同じくサウス・ベイに。

クジラ専用船は4隻。

イルカ船と比べて性能がよく、5割増でスピードが出る。驚いたのが船内で上映されていたCG。数々のクジラ、イルカの紹介から、カイコウラ周辺の地形、そのほか海洋生物などがフルCGで1時間以上、モーフィングとしても原画は軽く200枚は超えるはず。

いくらCGのコストが安くなったからといって、これだけ作れば1000万はいくんじゃないか?
ボートやマリーナ、カウンターなどもかなり金がかかっていて、この会社がむちゃくちゃ儲かっていることがうかがわれる。

そもそも午前のドルフィンウオッチもそうだったけれど、これだけ人気が出ているのに1社しか提供していないというのが不思議。パイヒアでも(合併があった後も)2社が競争していた。

特にホエールウオッチについては冒頭のあいさつをマオリ語で通し、かつ過半数のスタッフがマオリとマオリ色が濃い。漁業はマオリ利権ということも聞いたことあるし、カイコウラの収益源であるマリンビジネスを独占しているのではと疑ってしまう。

例えばバス運転手は車で5分のサウスベイまで客を運んだら、戻ってくる2時間後まですることがない。そんなのも「マオリの雇用を守る」ためなのではないかと。

そのためか料金も高め。パイヒアはほぼ同じ船で105ドル程度だったのが、ここでは140ドルと35ドルほど高い。これが独占のコストなんだろうなあ。

ま、そんな生臭い話はおいておいて、カイコウラすごすぎ。

やっぱり旅行記は人気出ますな。おかげさまで1位復活です。次回はディナー編、こちらもポチっとよろしくお願いします→にほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へ

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イルカイルカイルカ

朝8時半にDolphin Encounterに行き、チェックイン。ウオッチは80ドル、スイムは150ドル。

本日は快晴かつ海も非常に穏やかで、絶好のドルフィンウオッチ日和。

ドルフィンスイムをする人数の方が多く、「見るだけ」なのは2割程度。

スイムする人の着替えとか一通りのレクチャーが終わったのは1時間後の9時半。バスに分乗して近くのサウス・ベイに。2隻の専用船で出発。30分ほどでイルカの大群に出会う。

パイヒアではだいたい30頭くらいだったのだけど、ここでは一群が

100頭超

ジャンプを繰り返すエンタテナーもいれば、ドルフィンキックがうまくいかず、何度も失敗する落ちこぼれもいるし、子イルカもたくさん見た。

これだけの数を見ると、自然と笑みがこぼれてくる。

スタッフによると

「夏はたいがいこれくらいの群れに出会える」

カイコウラすげ。

ま、論より証拠、こちらをどぞ。

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2時間足らずの間に全部で6,7回これくらいの群れに出会う。スイムをする人たちはそのたびに出ては入りを繰り返す。途中体力切れでギブアップする人も出るくらい。

1年後、体力をつけてみっちゃんと一緒にスイムをしようと誓う。

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前エントリーで投票してくれたのは2人、というわけで「みっちゃんアートギャラリー」は企画倒れとなりました(笑)。

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さて点数は?

どうやらみっちゃんは自分のアーティストの才能に自信があるみたい。
しおぴーにはわからないので、blog読者のみなさんに、判定していただきたいと。

作品「流木と靴と石のオブジェ」

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これで普段よりよい点数なら、今後も掲載を認めます。
もし悪ければ、この企画は今回限りということで。

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カイコウラ

ネルソンのホテルをチェックアウトし、出発。途中ブレナムで休憩。

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カフェでいっぷく

ブレナムはこぢんまりとした街だけど
なんだか落ち着いていていい感じ
南島はどこもそうなのかも

これってASIANが少ないせいかな、と思う
増えると街並みがゴチャっとするんだよね


そういった意味でやはりオークランドは他のエリアとは違う
東京≠日本なのと同様に、オークランド≠NZ

オークランダーは他の地域の人たちには人気がない。
違う人口構成、違う街並み、そしてなんといっても違うライフスタイルで暮らしているからなんだろう。
そういうことは頭ではわかっていても、こんな風にドライブでぐるっと回ってみて初めて実感できる。

***

そんなことを考えてから、ゆるゆると出発。
まあなんというか、抜けるような青空のもと、120kmのドライブ。

ブレナムを超えてから少しの間は草原。これが海沿いを走るようになってから50km以上、ほとんど人家なく見渡す限り海岸線が続く。最初エメラルドグリーンだった海の色は途中から紺碧へと変化する。雄大な自然ですな。

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カイコウラについてからi-siteで宿探し。ニュー・プリマスでも使ったモーテルがあったのでそこに決定。ここは2泊。

チェックイン後昼食、再度i-siteに戻って明日のドルフィンウオッチを単独で予約。夏場は朝5:30スタートの回もあるのだけど、それはさすがにやめといて8:30の回にした。イルカたくさんいるといいな。

引き続き岬の散策路をぶらぶら。

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宮崎の千畳敷を思わせる風景と抜けるような青空、そして青い海。NZの自然はすごい。人が少ないからこれだけのものが守れるんだろう。

夕食はモーテルに戻ってパンとツナ缶。いつも外食だと飽きるし、時にはこんなのもいい。

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Grand Mercure Monaco Resort Hotel

Accorホテル系列というだけで全然知らなかったのだけど、今回ネルソンで3泊した

Grand Mercure Monaco Resort Hotel

はなかなかよかった。

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朝食付きプランで二人で$129とモーテル並の値段だし、部屋は多少狭いものの必要十分。レストランは料理も水準以上で内装とそこから見える眺めはなかなかよし。

これだけディスカウントしているのは、多分市街地から多少遠く車で15分ほどかかるため。ちなみに空港からは間近で何度も飛行機のランディングをレストランから見かけた。
#ここに到着する飛行機、プロペラ機なんだよね。オークランドからでも多分そう。

またネルソンに来ることがあったら使うかな。少なくとも市街地にあるモーテルよりは多少地の利は悪いけれどこっちの方がいいや。

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ルート変更

みっちゃんの調子回復せず、ということで本日はネルソン街中をぶらぶら。クライストチャーチ大聖堂はコンクリート打ちっ放しっぽい感じでなんだかモダンな造り。

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近くのおされなカフェでランチ。
マッスルのスープは貝10枚がついていた。


しおぴーのみWOW(ワールド・オブウエアラブルアート)美術館。

「着る芸術」というコンセプトで年1回行われるウエアラブルアート(現在はウエリントンで開催)の入賞作品を集めた美術館。既に20年以上の歴史がある。

ファッションショー形式になっていて、椅子に座ってマネキン(笑)がステージを右から左に流れるのを鑑賞。

ま、ネタレベルですな。

あとはリッチモンドのショッピングセンターに行ったりして時間をつぶす。

この後の予定をみっちゃんと相談。

西海岸に行くと氷河やトレッキングなど体力系のアクティビティが続き、これ以上遅れると1/31ダニーデン着がどんどん厳しくなるので、思い切って東海岸を先に回ることにした。エイベル・タズマンも後回し。

これならカイコウラ、ハンマースプリングス、クライストチャーチ、ティマル、オアマル、ダニーデンとのんびり行っても余裕。その分オークランドに戻るのが多少遅くなるかも。

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ププ・スプリングス

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ネルソン市街展望台から砂州ボルダー・バンクを望む

カーナビGARMINはまだ道の区別がうまくつかないらしく、
「人しか通れない道」や「右折禁止」といったデータが蓄積されていない。

そのためこの展望台に行くのに何度も行ったり来たり。
最新地図がダウンロード可能なんだけど、有料。
本体が安いからしょうがないけど、買ったばかりなんだけどなあ、とひとりごつ。


お昼にネルソン市街を散策。コンパクトにまとまった街は人通りも多く活気がある。
サニー・ネルソンのタイトル通り日照時間が長く、目の前にビーチもあるネルソンはKiwiたちにとっては

「住んでみたい街No1」

になっていて、アーティストが多く滞在していることでも知られている。

本当はエイベル・タスマンでウオーキングをしようと思っていたのだけど、みっちゃんの調子がイマイチということで部屋で静養となり、しおぴーのみププ・スプリンスに行ってきた。

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ネルソンからタカタ山を越えて1時間半、ププ・スプリングス到着。

透明度世界一?とのことで、確かにすごく水が澄んでいる。軽く20mはイケている感じ。淡水でここまでというのは見たことない。ただ、泉のサイズが直径50mくらいと池レベルで、インパクトはそれほどでもない。日本の上高地のほうが上かなあ。

看板には散策に45分と書いてあるけれど、ひとまわり20分たらずで終了。また1時間半かけてネルソンに戻る。

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ウエリントン(フェリー)ピクトン、ネルソン

ワンガヌイを朝8時過ぎに出発、途中ブルス(Bulls)のカフェ「マザーグース」で朝食。

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偶然みつけたのだけどカフェ・マガジン(業界紙)で
エリアNo1に選ばれたカフェらしく、
インテリアとかもなかなか凝った感じ。

デリも併設されていて、茶葉とかも売っていた。
朝食はサンドイッチとトースト。
味はまあ普通かな。

ブルスからウエリントンまでは地平線まで直線の道路が続く。
眠くなることうけあい。

2時間弱でウエリントンに到着し、多少時間があるのでウオーターフロントを散歩。

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3ヶ月前に滞在したときに取材したkaffee eisを再訪。
eisはドイツ語でアイスクリームということで、
ここのウリはアイス。
でも「ジェラート」として売っていて、それはイタリア語ではないかと(笑)

久々のアイスは相変わらずおいしい。
個人的にはモーベンピックより好き。

そこから車ですぐのフェリー乗り場に。
出発1時間前がチェックイン締切とのことだったので、
それよりさらに30分前に到着し、車の列に並ぶ。

1時間ほど待ってやっとフェリーが到着。
結構でかい。出発時間ギリギリに乗船開始。
車でフェリーに乗るのは初めてかな。
船内も余裕があってびっくり。

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客席はカフェ、ラウンジ、休憩所、デッキなどに分散されていて、
どこでも移動自由。ミニシアター($12)もあった。
3時間とはいえ色々動き回れるのはうれしい。
一人旅の日本人を発見し、しばしおしゃべり。
3ヶ月フルに旅行したそうな。うらやましー。

ピクトン手前は複雑な入江になっていて、それだけで
景観として成立している。南島旅行スタート地点としていい感じ。

ピクトンからネルソンまでは田舎道を飛ばして2時間ほど。
7時過ぎにGrand Mercure Nelson Monaco到着。Accor系列で朝食つきプラン$129(約6500円、2人分!)とモーテルと変わらない値段。ここに2泊の予定。

夕食はホテルのレストラン。魚とチキンをみっちゃんとシェアしたのだけど、
まあまあおいしかった。前菜の牛肉カルパッチョは塩気が強すぎたけど。

早朝オバマスピーチを見るため早めの就寝。

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ワンガヌイ着

ノースショアを10時40分に出発、途中オトロハンガで昼食、タウマルヌイで休憩&給油をはさんでワンガヌイに17時30分到着。

途中何度か土砂降りに遭遇したけれど、それ以外に特にトラブルなし。4号線は1号線に比べると一部道幅が狭かったり急カーブがあったりと少し格が落ちる。がんばって拡幅しようとしているけど、ウエリントン直行なら1号線の方が無難かなあ。

i-site(観光案内所)はもう閉まっていたので、カーナビでモーテルを探し、近くのクック・ガーデン・モーテルにウオークイン。1泊110ドル、ネット接続5ドル。タリフより多少安い。

今日はもう特にすることなし。久々のスカイTV(衛星放送)でも見て体を休めておきますか。

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出発!

さて、いよいよ今日から南島旅行に出発。

ウエリントンからのフェリーを明日午後2時に予約しているくらいで、あとは何も予定たてず。

一応3週間くらいで戻るつもりだけど、延びるかもしれないし、短くなるかもしれない。
あまりあくせくせず、のんびり自然を満喫してくるつもり。

では、行ってきます。

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ウディ・アレンが描く美しき三角関係「それでも恋するバルセロナ」

それでも恋するバルセロナ(Vicky Cristina Barcelona)(★★★★★) @ Bridgeway 日本公開は2009年6月より

ウディ・アレン最新作。邦題はセンスなさすぎ。男女関係のビミョーな話がルル語られるのに、そのニュアンスが全く伝わらない。それならまだカタカナにするだけのほうがよかったのでは。

で、内容はというと、

「すばらしい」

スカーレット・ヨハンソン、ペネロペ・クルスという2大豪華女優と「ノーカントリー」で殺人鬼役を好演したハビエル・バルデムのからみが絶妙。自由奔放な3人が、互いに惹かれながら奇妙にバランスが取れた三角関係に移っていくさまはお見事。

加えてバルセロナ・オビエドの美しい街並み、特にガウディの建築群が映画の世界に引き込んでくれる。

「友達の彼氏を好きになる」

というのは映画ではありふれたシチュエーションなんだろうけど、それをここまで面白く料理できるというのは、名匠ウディ・アレンならでは。

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ノンストップ・アクションの王道「007 慰めの報酬」

007 慰めの報酬(★★★★☆) 日本公開はこの1月24日から

2年前の前作「カジノ・ロワイヤル」から1時間後の設定。前作DVDを見て予習しておくのが吉。

オープニングの激しいカーチェースは、普通の映画ならクライマックスになるくらいのスケール。

これが単なる

「つかみ」

というのがすごい。

さらに息もつかせぬ展開で「巨悪」の存在が暴露され、ボンドはその一端をつかもうとハイチ、オーストリア、イタリアと世界を飛び回る。

そして巨大な裏取引が行われようとしているボリビアに到着、悪事をあばきにかかる。

海と空、そして屋根上で繰り広げられる激しい追走劇、派手な格闘、壮絶な撃ち合いなどこれでもか、というくらいのアクション・ムービー要素てんこもり。世界各国の美しい風景・壮大な自然もバッチリ切り取っている。

前作で愛する恋人を死なせてしまった苦悩を引きずりつつ、ボンドは忠実に職務を遂行しようとする。

十分楽しめるし、せっかくなので映画館で見るのがよいと思うのだけど、ここまで派手にしなきゃいけないのか、という素朴な疑問は残る。

確かに観客は

「より派手なアクション」

を求めるし、それに応えていかないと

「期待はずれ」

となってコケてしまうのかもしれない。

しかし、1本あたりの映画予算は年々高騰し、ひとつコケると中堅クラスの映画会社が傾くなんてことが散見されるようになってきた。(ドリームワークス、ミラマックスなど)そんなリスキーなビジネスは「継続性」があるといえるの?

ゲーム業界が「リアル」や「難度」を追求しすぎたためにタコツボにはまって成長が鈍化、任天堂がその間隙を縫ってDS、Wiiの「お茶の間」路線で業界を席巻した。これと同じ構造に映画業界もハマっているのでは。

ぜひアンチ・テーゼとして「ほのぼの路線を突っ走るハリウッド映画会社」なんてのが出てこないかな。

ま、そんな話はおいといて、この作品は「アクション映画の王道」として存分に楽しむのがいいかと。

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面白いんだけど類書にはあと一歩及ばず「人は意外に合理的」

書評:人は意外に合理的 新しい経済学で日常生活を読み解く(ティム・ハーフォード:ランダムウス講談社)

最近はやりの行動経済学の本。

「どうして上司は給料をもらいすぎるのか」

など、ひとつひとつの事象については納得いく説明がある。

ただ、ちょっと全体を通しての印象が薄い。類書「予想どおりに不合理」と比較すると、

「不合理に見える事象の、背後に隠れているロジックはこうだ」

という説明は同様にしてくれているのだけど、

「だからこうした方がいい」

というアドバイスなり指針なりといったものがあまり感じられない。

ただ、最終章の

「技術進歩の速度は世界人口に比例する」

という話はなかなか興味深い。

「交換」

をすることによりイノベーションが生まれ、技術革新が進むのであれば、人口が増え、さらに都市に密集することにより相乗効果が起き爆発的に技術・テクノロジーが進歩する。

そこでも例に出ていたオーストラリア先住民や南太平洋の島々でなぜ技術が進歩せず、それどころか退化してしまったのか、という説明として

「閾値を超える人口が存在しなかった」

という説はある程度正しく思える。ただ、単に人口数だけではなく「他者」との交流の有無も密接に関連しているとは思うけれど。

類書で比較すると

経済は感情で動く―― はじめての行動経済学予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」人は意外に合理的 新しい経済学で日常生活を読み解く

てな感じかな。

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出発まであと3日

待望の南島旅行に3日後の18日から出発予定。

今まで南島はクライストチャーチとクイーンズタウンしか行ったことないので、楽しみ。

愛車エミリーで3週間かけて南島をぐるっと一周する。まずはウエリントンまで南下し、フェリーでピクトンに。ネルソンからウエストコーストを回ってフォックス氷河、ワナカ、クイーンズタウン、ミルフォードサウンド、ダウトフルサウンド、インバカーギル。

ダニーデンでちょっとしたパーティーに出席後、オアマル、クライストチャーチ、ハンマースプリングス、ブレナムとひとまわり。

ざっくり5000kmくらいかな。

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RRV更新 今回は1年有効

オークランドCBDにあるイミグレに行ってRRV(Returning Resident's Visa)を更新した。
#永住者に与えられるマルチプルビザのこと。

前回は2年間有効。この2年のうち前半1年で184日以上、後半1年でも184日以上NZに滞在していれば自動的にVisaが

「Indefinite」

となり、晴れて完全に出入り自由となったのだけど、1年目の日数が足りなかったため今回は

「1年間有効」

となった。

窓口に座って書類を提出するとイミグレのシステムからしおぴーのデータを引き出してくる。ちゃんとDB上で滞在日数が確認できるらしく、担当官が手書きで1年目、2年目の滞在日数をメモし、

「今回は12ヶ月有効」

と即答。「OK」と答えると、早速シールを作成しパスポートに貼る。

日本パスポート保持者はビザ料金が無料、ものの10分くらいで終了。

これであと1年間のうちに184日以上滞在すればOK。もう少し~。
#でもみっちゃんの方が2年間待たないといけないので、それまではがんばらないと。

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推理小説のような経済ドキュメント「法廷会計学 vs 粉飾決算」

法廷会計学vs粉飾決算(細野祐二:日経BP)

2006年から2007年にかけて話題となり、当事者日興コーディアルが上場廃止の瀬戸際に追い込まれた大規模粉飾決算。これを最初に告発した著者のレポートをまとめたもの。日興のほかに日本航空、ライブドア、NOVAの粉飾決算事例がわかりやすく解説されている。

企業が隠蔽した粉飾決算を公開された財務諸表から暴いていくプロセスは、まるで推理小説を読むかのよう。

著者の当該企業と粉飾の手助けをした監査法人に対する強気の語り口も小気味よい。

「本件は元中央青山監査法人の上層部がずっぽりと関与している組織的犯罪なのである」
「日本航空は平成19年3月末時点において、その企業継続の前提に重大な疑義(ゴーイング・コンサーン)がある」
「この(NOVAの)ビジネスモデルは上場段階で既に破綻していたのである」

などなど。

特に日興コーディアルの粉飾決算に果たしただろう中央青山監査法人の役割を克明に記し、事実その通りだったところは圧巻。結果日本の4大監査法人の一翼を占めていた中央青山監査法人は、あえなく清算に追い込まれる。

無機質に思える企業会計も、こんな風なエンタテイメントとして仕上がる、というのが面白い。
多少なりとも会計知識があったほうがより楽しめるはず。

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デキルヤツノ条件 降旗学

日経ビジネスオンラインを時々読んでいる。

以前は日経ビジネスを購読していたので、プレミアム読者(笑)ということで本誌PDFなんかも読めたりしたのだけど、契約終了のため今は無料分だけしか読めない。それでも読みでのある記事がてんこもりで、無料で読まさせてもらってありがとう、といつも感謝している。

きっかけはシネマde青春という連載に目をとめたこと。かなり時代錯誤的なタイトルということもあったのだけど、読み始めるとこれが長い。スクロールかなりやって、さらにそれが10ページくらいある。400字づめ原稿用紙で100枚近く。新書の半分くらいの分量だそうな。

ちなみに他の記事はたいがい2,3ページ、多くて5ページくらい。それも1ページあたりの分量はもっと少ない。

これだけ長いこのコラム、実は映画についての話は前半まで。後半は「戯れ言」といって、映画とは全く関係のないエッセイが続く。

どれだけ書いても原稿料は1回分しかもらえないだろうに、この作者はなんてヒマなのか、費用対効果が計算できないほど頭が悪いのか、それとも書きたいことが山ほどあるのか、なんなんだろうと不思議に思った。

で、その「戯れ言」が面白い。偶然読んだのが編集者Yとのボケが延々と続く会話なのだけど、グルーヴ感があるというか、落語を聞いているような感じで楽しく読める。この「戯れ言」も読者の反応を含めかなり計算して書いているということがわかる。

さて、この作者は誰よ?と思い著者プロフィールを見ると

「降旗学」

とある。ぐぐってみたり、amazonで調べてみたりするとノンフィクションライターらしい。松坂大輔のノンフィクションとかも書いている。ついでに日経ビジネスオンラインで以前も連載していた。それが

デキルヤツノ条件

というコラム。

これが面白かった。

この連載には著者のワナが無数にしかけられている。
#彼は「篩い:ふるい」と言っている

そもそもに

「デキルヤツノ条件」

というタイトルがワナ。このタイトルを見たら普通は

「デキルヤツになるにはXXしなきゃいけない。」

みたいなハウツー・マニュアル的内容がちりばめられると思うはず。
XXには「時間厳守」「積極的なメモとり」「広いネットワークを維持」「優しい上司を演じたり」など定型句が入ります。

しかし、見事にその期待を裏切り、話は脱線しまくってぱっと見にはどこが「デキルヤツノ条件」なの?という回が続く。

そして実際に自分の身に降りかかったトラブルを企業名込みで書き、読者を挑発する。もちろんコメントは派手に炎上。実際に編集部でもかなり問題になったらしい。

普通ならお詫びの一文でも出すか、最悪連載休止、もしくは「無かったこと」にして穏便な形で継続くらいだろう。しかし、その後の展開は予想を遙かに超えていた。

種明かしをするのもナニなので、ぜひ読んで欲しい。ただし、全30回、平均7ページとして合計200ページ、単行本2冊分は優に超える分量なので、覚悟のほどを。速読には自信のあるしおぴーも3日かかりました。あと、コメントも飛ばし飛ばしでいいのでちゃんと目を通しといてね。

「ウエブ連載」のメリットを計算に入れた著者のしたたかさに脱帽。
#当然大きなデメリットがあるのだけでど、それ(返り血を浴びること)は覚悟の上のこと。すごい勇気。

とりあえず、要ウオッチな作者ということで。

著者がものしたうちamazonで入手可能な本2冊。前者は日経ビジネスオンラインでも読むことができる。

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イチゴイチゴ

日曜日、イチゴ狩り(というか格安イチゴ買い)に行ってきた。場所はオークランド空港近く。

どれくらい安いかというと、1kg8ドル(400円ちょい)。

それを2kg購入し、前オーナーのヘディの家に。

おみやげにイチゴを渡し、ポテチとかと一緒に早速食べながらお話。イチゴ、結構うまい。

途中映画"Something's Gotta Give"(邦題:恋愛適齢期)を観る。

ダイアン・キートン、ジャック・ニコルソン、そしてキアヌ・リーブズ出演のラブコメ。

キアヌがダイアンに惚れる、というのがなかなか理解しがたいシチュエーションではあるが、まあそこそこ楽しめた。ダイアン・キートンはアニー・ホールの頃のとげとげしたイメージがすっかり消え、見た目はかなり丸くなっているのだけど役どころとしてはやはりキツい役なんだなあ、と思ったり。

ヘディが用意してくれたパスタを夕食に食べ、結局おいとましたのは午後8時。まだ明るいんだけどね。

家に帰ってまたイチゴ。おいしいや、これ。

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Live Fish New Zealand

土曜日、R社の先輩、Iさんがご夫婦でオークランドにいらしたのでご一緒に夕食。

お二人はなんと新婚旅行。それもマウント・クックほかNZの山を3週間かけて登ってきたそうな。
#それは定義として「新婚旅行」といえるのか、という問題はおいといて。

山で出会い、デートも山、新婚旅行も山。趣味が合うというのはすばらしいと思う。

行ったのは「Live Fish New Zealand」というフィッシュマーケットにあるお店。

生け簀に魚、貝、エビなどが並んでいて、それを選んで料理してもらうスタイル。

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注文したのは3kgを超える巨大ロブスター、1kg超のアワビ、それに普通の5倍くらいあるマッスルとハマグリ。

ロブスターは唐揚げとボイルの2種で料理してもらい、アワビはオイスターソース、マッスル・ハマグリはゆでてニンニクたっぷりに調理。

大味かと思ったロブスターは唐揚げの方は結構いけた。ボイルは印象薄し。アワビGOOD、マッスルはちと大味、ハマグリGOOD。

少人数ではもったいないので、6-8人くらいでまた来たい。

7時過ぎから11時までずっと話をしてしまった。旅行最終日でお疲れだったはずなのに、おつきあいいただいてありがとうございました。

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トマト栽培中

デッキで栽培しているトマトが順調に育っている。

最初は庭に仕切りを作って菜園にしようと思ったのだけど、リビング脇にあるデッキで栽培したほうがいつでも見れるし安心だと思ってやってみた。

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プランターはリサイクル用ゴミ箱を流用(笑)
最初は水をやるだけだったのだけど、
よく見ると蝶々が卵を産んで青虫が発生。
葉っぱにかなり被害が生じていた。
そしてさらによく見るとアブラムシも発生。
(隣に植えているコリアンダーには葉裏にびっしり大量発生していてびっくり)
それからは毎朝ガムテープを指に巻いて虫取りに精を出す。
あとアブラムシは「砂糖水」で撃退。

アブラムシが砂糖水を吸うと、分子構造が大きすぎて体内で消化できず死んでしまうとのこと。
すごい知恵だねえ。
おかげで最近はほぼ駆逐できたかな。

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2週間くらい前から実が成り始め、だいぶ大きくなってきた。
こんな実が今のところ15個くらいで、まだまだ増えそう。
HPとかを見るとそろそろ追肥が必要だそうな。
前の住人が残してくれた肥料があるので、それを使えばいいはず。
ほかにはナス、コリアンダー、イタリアンパセリ、バジル、ネギなど。

実がなるのが楽しみなのだけど、ピークは南島旅行中なんだよね。残念。

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在外選挙人証ゲット

オークランド領事館に行って在外選挙人証を入手。申請したのが10/22で交付の電話連絡があったのが12月末なので、都合2ヶ月かかったことに。名刺3枚分のサイズで折りたたみできるようになっている。

記載事項は氏名、生年月日、性別、登録日、そして該当衆議院小選挙区。

最後に住民票があったのが広島県福山市なので、衆議院では広島県7区の投票をすることになる。

予想より総選挙が後ろ倒しになったので、次回選挙から投票できる。

麻生首相は予算成立以降といっているから、4月くらい?

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ACアダプタ入手

今日シティにある escrossに行ってACアダプタ&本体を見てもらった。結果やはりACアダプタ内部で断線していることがわかり、中古のACアダプタを入手。東芝製だけどプラグ形状と極性が合致しているので使えるとのこと。45ドル。

早速家に帰って使用してみると、問題なし。助かった~

買ったSHARPのACアダプタは予備ということでとっておこう→にほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へ

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VoIP加入

プロバイダは現在xnetを利用している。時々ストップするけど数分程度で復旧するのでまあ許容範囲。

ここは、World x change という会社が運営していて、アナログ回線利用の格安IP電話、さらにブロードバンドにのせるVoIPサービスも提供している。

Telecomの基本料金が55ドル程度なのに比べ、VoIPがブロードバンド月々50ドルに20ドル追加料金で実現する。

アナログ電話につなぐアダプタが130ドルしたけど、4ヶ月分の基本料金差額だけで元が取れる計算。
これで市内通話無料(これはtelecomでも一緒)、NZ全国固定電話宛が1分5セント(2.5円)、日本固定電話宛も同じ1分5セント。今使っている格安テレホンカード「アクセスカード」でも日本固定電話は1分7セントなので、それよりさらに安い。ついでに留守電、転送電話、キャッチホンなどtelecomでは追加料金のかかるサービスも全部込み。

今朝電話があって契約申し込み手続きが完了。設定もこちらはアナログ電話-VoIPアダプタ-ルータとつなぎ、先方にアダプタのMACアドレスを伝えるだけ、と拍子抜けするくらい簡単。先ほど実際に電話をかけてみたら、もうちゃんとつながる。今日使ったIP電話用の電話番号のほかに現在使っている電話番号を手数料20ドルで移行できるので、そちらも依頼済み。

契約時に電話で本人確認のうえ、telecomアカウント、住所、申し込み内容などを口頭で確認するのがちとハードルだけど、日本やNZ各地によく電話する人は検討する価値ありあり。

あとはもう少し実効速度が上がってくれればなあ。速くて200kbpsくらいですから。

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パソコン逝った

今日、ノートPCメビウスのACアダプタがいきなり通電しなくなった。

アダプタにある緑ランプは点灯するけれど、本体の通電ランプが点灯しない。調べていくうちにどんどんバッテリがなくなって残り10分となる。急いで必要最小限のデータのみSDカードに移し電源OFF。

このblogはみっちゃん端末を借りてアップ中。

どうやらACアダプタがいかれたみたい。
まずはシャープオンラインショップでACアダプタを購入、自宅を配送先に指定し、そこから転送してもらうことに。
ただし、「在庫あり」のくせに納期が10日-2週間とえらくのんびりしている。こんなのトラブル発生に決まってるんだから、在庫あるなら即送れ~

これだと再来週あたまから予定している南島旅行には間に合いそうもない。

アダプタ交換しても直らないとなると、本体側の電源ユニット破損だけど、そうなると修理に出すしかない。
NZではSHARPパソコンは販売しておらず、日本に持ち帰って修理 orz
春にはまた帰ろうと思っているのだけど、最悪の最悪それまで使えないということか。
そんなに長引くのなら、デスクトップ買おうかな。

ま、お仕事データだけでも移せただけよしとしないと。

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政治を動かした派遣村リーダー著「反貧困」

年末から「派遣村」のニュースが続いている。

ニュージーランドからこの事件(そう、事件と言ってもいいほどの社会的広がりを持っている)を眺めていて、なんというか

「異国の出来事」

という気がしてしょうがない。もちろんNZから見れば日本は異国なのだけど、そういう意味ではなくどこかよその国での出来事にしか見えない。

「派遣切り」「雇い止め」のことはニュースで見聞きしていた。

しかし、真冬の年末に解雇されたためにネットカフェなどの行き場もなくなり、

「日比谷公園のテント」

という路上生活者とほとんど変わらない劣悪な環境に、約500人もの人々が集まった。彼らにはそれ以外の選択肢がなかったということだ。実家にすら帰れないという悲惨な状況。

派遣村村長の湯浅誠は「人災」という言葉を使っていたが、確かにこれは大規模災害レベルだ。

こんな事態が日本で起きてしまった、というのが半ば信じられない。

書評:反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (湯浅誠:岩波新書)

この本で著者は「雇用」「保険」「生活保護」という三重のセーフティーネットにことごとく穴が開き、一度でも正規雇用から外れてしまう(もしくは働き始めてから一度も正規雇用されない)と病気・けがなど何かあると一気に「生活できない」という憲法で定められた基本的人権すら守られない状況に陥ってしまうことを、豊富な例を挙げて示している。

また、よく引き合いに出される自己責任論(貧困に陥ったのは努力不足が原因。やる気になればなんとかなる)の詭弁を反例をあげながら論破してる。

この本が書かれた2008年4月にはまだ景気は悪化しておらずそれほど問題にはなっていなかった。しかし、この間の金融危機による急激な景気悪化で、大企業がことごとく派遣・請負を切っていったことから問題が急速に顕在化。著者は「時の人」となり、12月末の派遣期間切れに合わせて緊急避難所として「派遣村」を開村するに至る。

派遣村がここまで社会現象を起こしたというのは、まさにこの日本で「セーフティーネットの崩壊」が現実に起きてしまったことを証明している。

著者は貧困にいたる背景として
「五重の排除」

として

教育過程からの排除:貧困は親から子へと連鎖する
企業福祉からの排除:非正規雇用者には企業福祉は冷たい
家庭福祉からの排除:親戚はもとより親にも子にも頼れない人々が現に存在する
公的福祉からの排除:生活保護担当者が「数値目標」を決めるなどして生活困窮者を救おうとしない
自分自身からの排除:上記4つの排除を受け、「自分は社会に不要な存在」として強い自己否定、厭世観にとらわれる

を挙げている。

後半は生活困窮者を食い物にして儲ける「貧困ビジネス」問題を取り上げるなど、「反貧困」をスローガンに現場でどのような運動が展開されているかについての説明。

日本の貧困問題の現状を赤裸々にレポートしてくれた好著。

年末年始の派遣村で明らかになったように、この日本にも貧困は現実に存在する。存在するとわかったからには、何とかして対応しなければいけない。

阪神大震災などの大災害の時にボランティアが大活躍したように、この「人災」でもボランティアが大きな役割を果たすだろう。あとは政治・行政がどこまで対応できるか。派遣村が起爆剤となってセーフティーネット再構築までいければいいのだけど。

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今年のアメリカ経済は?

直前の2冊を含め、最近読んだ経済関連本から導き出した2009年世界経済予想

今回の金融危機も2008年9月リーマン破綻後は典型的な「流動性危機」となり、それが今も続いている。年を越えてこれでおしまいかというとそうではなく、これから担保価値下落による銀行・企業の「返済能力問題」の方がクローズアップされる。結果倒れる(もしくは倒れそうな)銀行が出てくれば、再度「流動性危機」が発生する。この2つがスパイラルになって世界景気を悪化させていく。

負の連鎖を食い止めるには「流動性危機」が発生しないことを宣言すればいい。債権者が少なければこの本で提案されているような「ベイル・イン(債権者合意による債務棒引き)」だろうし、それが不可能なら政府(もしくは世界銀行・IMF)による無制限の流動性供給、もしくはぐっちーさんが言い続けている「銀行間債務の政府保証」となる。
#もちろんこんなことを平時にやることはありえず、非常時には非常の対応が必要ということだろう。

守る銀行とそうでない銀行の峻別、それに伴うモラルハザードが発生するのは避けられないが、やらないと危機の連鎖は止まらない。

そうやって「流動性危機」を回避していれば不良債権処理が進み、地価が落ち着きを取り戻せば景気は回復するのだろうか。

そう単純ではないだろう。特に震源地アメリカをみれば金融が全利益の40%を占める状態から修正を余儀なくされるだろうし、家計での大幅な支出超過状態も強制的に是正されるはず。GDPの70%を占める消費支出が減少し、金融という稼ぎ頭がなくなれば、アメリカ経済は相当な落ち込みが予想される。

これまでIT、金融、そして地価というバブルで何とかしのいできたけれど、そのバブル自体を制限されてしまうとなると打つ手は限られる。時折噂に出てくるグリーンバブル???

アメリカは地道に新しい産業を興し、レバレッジを抑えても着実に成長するという「まっとうな国」へと変遷するか、それとも「覇権国」から脱落し、「帝国の落日」を迎えるのか、の岐路に立っている。

ただし、以上はどちらに転んでも比較的楽観的なシナリオ。最悪なのは流動性(=ドル紙幣)供給が行き過ぎ、アメリカドルの信用が失墜、インフレ、ドル大幅切り下げ、世界同時恐慌へ転落すること。

「ナイトの不確実性」からみても、現状のFRBの金のばらまき方は既に「不確実性」領域に入っていると思われ、これが無事通常状態に回帰するか、それとも臨界点を超え未曾有の恐慌におちいるのか、結果は神のみぞ知る、というところか。

まとめると

1.ソフトランディング・米覇権維持
2.ソフトランディング・米覇権徐々に凋落
3.ハードランディング・米没落

シナリオ2が70%、1が20%、3が10%と予想。

2は一番蓋然性が高い。1になるためにはアメリカは相当努力して経済を転回させる必要がある。(そのポテンシャルはあるし、オバマにはそれを実行する能力もあるとは思うが難易度がむちゃ高い)3の値が低いのは、「希望的観測」として低くしているというのが正直なところ。本日勃発したイスラエルのガザ地上戦がさらに他国を巻き込んだ中東戦争へと発展すれば、この可能性が高くなる。

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竹森俊平2冊「経済論戦は甦る」「1997年 世界を変えた金融危機」

最近お気に入りの経済論客・竹森俊平。過去本も読んでみた。

書評:経済論戦は甦る(竹森俊平:日経ビジネス人文庫)

元の単行本は2002年秋、小泉首相が「改革」を旗印に華々しく首相となってから1年半、「構造改革」の御旗のもと様々な政策が実行されつつあった時に発行された。

「構造改革路線は誤りである」

と過去の大恐慌を引き合いにして糾弾している。当時小泉路線に反旗を翻すのはなかなか容易でなかったはず。

その後数年を経てやっと景気は回復し、この文庫版も出版された。

どちらが正しかったかというと、彼が述べているようにもっと復活が早い政策パッケージがあったと思う。

最大の敗因はデフレ対策がとられなかったことで、「バラマキ」か「改革」かの二者択一を迫ったのが間違い。バラマキをやめるにしても、その分の有効需要をどこかで確保していなければいけなかった。

金融緩和+減税→リフレ(脱デフレ)政策

構造改革(政府+企業の生産性向上)

という政策パッケージが必要だったのでは。

当時しおぴーは諸手を挙げて構造改革に賛成していたので、その点は反省。

書評:1997年――世界を変えた金融危機 (竹森俊平:朝日新書)

最近様々な本で紹介されている「不確実性」(本によってそのエッセンスは"Black Swan"、ベキ分布、ノーマル・アクシデントなどと表現される)について、経済学で有名な「ナイトの不確実性」を説明。

近著「資本主義は嫌いですか」でも出てきた「流動性」とそれが引き起こす「流動性の問題」について、「返済能力の問題」と対比しつつ解説している。

「世界経済の不安定化」をいかに抑えるか、について「リフレ政策」をベースにした処方箋を提供している。

ただし、他の著書でも書いてある通り「歴史は繰り返す」と主張し、安定的な世界経済運営については悲観的な見方をしている。

「歴史は繰り返す」のかな。

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レベルの低い”日本語擁護”アジテーション「日本語が亡びるとき」

書評:日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で(水村美苗:筑摩書房)

この本、アルファブロガーblog not found(小飼弾) や My Life Between Silicon Valley and Japan(梅田望夫)、内田樹の研究室で激賞されていたので、amazonにて購入。逆に池田信夫blogではサラっとけなされており好対照。

感想は

「全然ダメじゃん」

今回は池田信夫の評価に軍配。ま、一種の「日本特殊論」ですな。

個人的な解釈として、著者は

「明治時代の日本文学がいかにすばらしかったか」

ということを伝えんがためにこの一冊の本をものしているが、

「牽強付会」

としかいえないロジックが目立つ。

日本語は世界で唯一「表意文字+表音文字」が組み合わさってできあがったすばらしい言語なんだから、それを守り続けることが日本人の使命

って、「ユニーク=すばらしい」という固定観念でしかない。そもそも全ての言語はユニークだ。また、

「今の日本文学はロクでもない」

とルル述べているが、それって彼女の印象論でしかない。少なくともどこがダメなのかくらいはちゃんと言ってくれ。

「このままでは日本語が亡びる」といたずらに危機感をあおり、彼女の願望である

「明治時代の日本文学を教育現場でもっと教えるようにしろ」

と無理矢理結論づける。

評価できるのは

言語を

<普遍語><国語><現地語><母語>

と区分し、<書き言葉>と<話し言葉>が異なることがあたりまえだったこと、<二重言語者>によって<普遍語>から<現地語>に言葉が翻訳されることにより、<現地語>が<国語>として成立したこと

などについては、言語学者からみたらかなり乱暴な議論ではあるけれど、シンプルで納得いく話として受け入れられる。

また、日本語がここまで抽象的な概念を描写できるようになったのは、明治時代の学者・文豪たちが必死になって英語などから大量に翻訳し続けた成果であることについて、再確認させてくれる。その点は彼らに強く感謝する必要がある。

でもそれだけ。

別のところでは

「全国民がバイリンガルになる」

ことを目指す教育を行うと、日本語(より正確には日本文学)が英語に淘汰されて亡びる

と言う。対応策として

「エリートだけが完璧なバイリンガルになって、残りの大半の国民は日本語+ちょっとした英会話のみでOK」

と提言する。いわばエリートに防波堤になってもらって日本語を守ろうというもの。

それって単なるご都合主義だし、そもそも少数の完璧なバイリンガルを育てようと思ったら、多数にまず英語教育を施し、その中から優秀な人を選抜するしかないでしょ。「裾野を広げる」ことの大切さを全然わかっていない机上の空論。

英語の必要さは痛感しておきながら、日本語を鎖国状態にしておくことを金科玉条にすることからくる矛盾が露呈している。

それほどまでに「日本語の変化」を恐れるというのは、どういう意味なのか全然わからない。

言語は他の言語と混じり合い、変遷し、時に興り、時に亡びる。

しおぴーは基本的にラジカルなので、日本語がどうなっても別にかまわないと思っている。

本書でも引用されていたベネディクト・アンダーソン「想像の共同体」にならうと、「国家」が人工的であるように、「国語」も人工的なものだ。必要に応じて生まれるし、必要がなくなれば亡びてしまえばいい。(当面その必要は続くと思っているけどね)

個人的には、本書で批判されていた坂口安吾日本文化私観に全面的に賛成。

「我々の生活が健康である限り、西洋風の安直なバラックを模倣して得々としても、我々の文化は健康だ。」


追記:同じように「全然ダメ」と思う方のblog

水村美苗『日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で』を読む。
『ユリイカ』2月号特集「日本語は亡びるのか?」を読む。
「日本語」を主人公としたメロドラマとしての『日本語が亡びるとき』

素晴らしい。早速rss readerに登録。

著者の「英語に負けた」ルサンチマンを聞かされ続けた感じ→にほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へ

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国の威信をかけた大作の中身は???「オーストラリア」

映画評:オーストラリア(★★★☆☆) @ Bridgeway

最初に断っておくと、残念ながらセリフの3割近くは聞き取れなかった。ここ1年で観た映画の中ではダントツに成績悪い。今作では比較的穏やかだったとはいえ、やはりオージーのアクセントは厳しい。特に冒頭の状況説明部分では???が乱発。物語が進むにつれてやっと理解できた内容が多々あった。
#ニュージーランド(キウィ)とオーストラリア(オージー)を比較すると、断然キウィ・アクセントの方が簡単。

「ムーラン・ルージュ」「ロミオ+ジュリエット」などのオーストラリア人監督バズ・ラーマンがニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマンほか主要キャストもオーストラリア人を多用して作った「ピュア・オーストラリア映画」

山のように巨大な岩、切り立った崖、地平線まで続く砂漠などオーストラリアの雄大な景観を描写するため、俯瞰を多用している。確かにどのカットも絵のように美しい。

ひとつのテーマは

「変わること」

象徴的に最初は主人公サラ(ニコール・キッドマン)から、二度目はドローヴァー(ヒュー・ジャックマン)から発せられるセリフで

"What it is." does not mean "What it should be."

「今そうだからといって、それが”あるべき姿”とは限らない」

=現状肯定ではなく、本当にそうあるべきなのかイチから考え直そう

がある。

物語上ではイギリス貴族のサラがたくましい”男勝りのカウガール”に変貌するさま、一匹狼のドローヴァーが愛する家族を持つようになるさまがその典型。

もうひとつは冒頭、エンディングの説明にも出てきていた

"Stolen Generation" 盗まれた世代


へ焦点をあてたこと

当時オーストラリア(というか世界のほとんどの地域)では人種間でひどい差別が横行していた。

白人>黄色人種>オーストラリア先住民「アボリジニ」

というヒエラルキーが歴然としてあり、その中での男女差別もあった。

きわめつけの差別として、アボリジニとその他人種との間にできた混血児を母親(大半はアボリジニ)の元から強制的に引き離し、養護施設で暮らさせる、という政策があった。アボリジニ絶滅を優生学的見地から正当化、法体系に組み込んだとして悪評が高い。

この隔離政策の被害にあったアボリジニ混血児たちは後に"Stolen Generation"と名付けられ、この作品中でもナラ(ブランドン・ウオルターズ)が主要な役をはたしている。

さて、この制作費130億円(うち40%をオーストラリア政府が出資)長尺2時間45分の大作、中身としてはどうだったかというと…

正直リアリティとファンタジーのバランスが今ひとつだったかと。

映画なのでステレオタイプ的表現はしょうがないのだけど

オーストラリア白人=悪
黒人=虐げられた人々
アボリジニ=聖なる存在
混血児=既存の秩序を破壊し、世界を「正しい方向に導く」マージナルな存在

が徹底されている。

悪の白人たちはマンガチックなまでに悪人であろうとし、アボリジニは時に自然を味方につけたスーパーマンとなる。これはもはやファンタジーの世界。

それでも名作「ムーラン・ルージュ」のように世界観が統一されていれば違和感はなかったけれど、

「リアリティあふれる大河ドラマ」

という基本線とあまりに矛盾がすぎていた。

stuff.co.nzの評価もわずか一つ星。こちらのレビューでは日本と違いけなすことも多々あるけれど、オーストラリアとのハーフである評者が「国の恥」と最大級にこきおろしているというのは、なかなか珍しい。

NZでの興行収入もはかばかしくない模様。DVDまで待つのが得策かと。
★★★は聞き取れなかった分甘くしてみました。ちゃんと理解できていたら違う解釈もあったかも(あくまで可能性ですが)ということで。

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アイデアはいいけど、後半苦しい「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

映画評:The Curious Case of Benjamin Button 「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(★★★☆☆) @ HOYTS Sylvia Park 日本では2009年2月7日公開予定

「老人で生まれ、赤ん坊で死ぬ」

そんな「人生が逆転した」数奇な運命の主人公ベンジャミンをブラピが、そしてほぼ同時期に生まれ、彼の人生を見続けたヒロインをケイト・ブランシェットが演じる。「セブン」「ファイト・クラブ」のデヴィット・フィンチャーが監督。今回気づいたのだけど、彼は「ゾディアック」も監督してた。

フィッツジェラルドの短編小説の映画化とのことで、アイデア自体は文句なし。

もちろん、かなり荒唐無稽なウソだけど、大きな破綻をせずに物語は進む。

ケイトのダンスシーンは美しいし、ブラピもティーンエイジから50代までうまく演じていると思う。

「人と同じ生を生きられない」

というベンジャミンの苦悩がテーマなのだけど、少しひっかかるものがあった。

最初はわからずに手塚治虫の「火の鳥」と同列に考えていた。(「永遠の命」と「限りある命」の対比)でも、よく考えるとベンジャミンは他の人と同様に約80年という寿命がある。違いは、逆に成長する、というだけ(まあそれがオオゴトなんだけど)。

で、ふと気づいたのだけど、これってどちらかというと

「外見に大きな難アリ、の先天性難病もの」

に近い。

ストーリーにするとこんな感じ。

「人と大きく違う外見をした主人公は、幼い頃から差別され続け、それを避けるために各地を放浪する。しかし、彼を小さい頃から知るヒロインは、先入観を持つことなく主人公のピュアな心に惹かれ、紆余曲折ありながら二人は結ばれる。しかし…」

逆成長という

「ありえない設定」

を苦心惨憺して矛盾が無いよう作り上げておきながら、結局よくある

「難病モノ」

と同じ落としどころになってしまったのが、ずっと感じ続けていた違和感の正体と気づいた。

もったいない、という感じ。

もう少し逆成長ならでは、のジレンマなり苦悩が表されていればよかったかな。
#ストーリー展開などでの努力は認めるけど、ちょっと伝わりづらい。

あともうひとつ。

あえて観客に

「見せない」

こともできたのでは、ということ。あまり書くとネタバレになっちゃうけど、わかりきった結末なんて別に描かなくてもいい。どこか「感動的なシーン」でぶった切って、後は

「観客の想像にまかせる」

というのスタイルがとれなかったのかと思った。

正直ラスト15分は余計。おしい。

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2008年映画ベスト10

年末にやっとけ、という企画ですが今思い出したのでサクっとエントリーしときます。

第10位:オサマ・ビンラディンはいったいどこに?

企画の勝利。よくマイケル・ムーアと対比されるけれど、モーガン・スパーロック監督のほうが「思想性」は薄く、正攻法で賛否両論をきちんと映している。もちろん彼の主張の方が強調されるけど、ドキュメンタリーの文法にはのっとっているかな。

第9位:Get Smart

思ったより面白かったので、後でオリジナルのTVシリーズも見てみた。そうすると、映画の小ネタは大半がオリジナルにあったとわかり、より面白さアップ。先にTVシリーズを見ておくと吉。

第8位:歩いても 歩いても

是枝監督は淡々とした描写の中に潜む想いを伝えるのがうまい。
演技過剰を排し、ちょっとしたセリフやしぐさがより際だつように演出しているのかな。

第7位:Lars and the Real Girl

主人公ラースがどうのという話ではなく、彼の周りにいる友人・隣人たちのすばらしさが自然と浮き上がってくる良作。

第6位:Mamma Mia!

ABBA世代には理屈抜きにに楽しめる。

第5位:The Visitor

前半のほのぼのとした「いい話」から、後半の「切迫した雰囲気」への転調が非常にうまくいっている。

第4位:ヒトラーの贋札

ナチス収容所という「善悪」の彼岸を越えた極限状態での人々の生き様と、解放後のモナコでのシーンの対比がすばらしい。

第3位:告発のとき

普通の若者を「人殺しを何とも思わない」けだものに変えてしまったイラク戦争。ベトナム戦争の帰還兵があれだけ社会問題になったのだから、このイラク戦争の帰還兵についても何年も何十年もアメリカは苦しまなければいけないのではないか。

第2位:容疑者xの献身

堤真一がすばらしい。本当にすばらしい。(福山&柴崎は脇に置いとくとして)脚本もいいし、松雪泰子もヨイ。でも堤真一のラストショットは今年一番印象に残るシーンだった。

第1位:ダークナイト

ダントツのNo.1。ヒース・レジャー黙祷。

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新年のご挨拶

あけましておめでとうございます

年賀状を書かなくなって早10年くらい。不義理ばかりで大変申し訳ありません。

今年はblogで新年のご挨拶をさせていただきます。

去年3月で18年間勤めたリクルートを退職し、5月よりニュージーランドに滞在しています。
東京での時間に追われた日々とは正反対の、本当にのんびりした生活です。

遠出でいうと、ウエリントンに1ヶ月半滞在したり、ノースランドに遊びに行ったり、ティリティリマタンギ島でバードウオッチングをしたり、そうそう日本に一時帰国し、香港にも帰りに立ち寄ってグルメな日々を堪能しました。

近場ではワイナリーやビール工場に行ったり、ビーチに散歩したり、時々カジノに行き、潮干狩り、BBQを楽しんだり、お気に入りのカフェでのんびりしたり…。最近は家庭菜園も始め、日々成長するトマトに目を見張っています。

おかげさまで、だいぶ元気になりました(笑)

今年はぼちぼち始動しようと思っています。

まずは形から、ということで会社を作りました。社名は

GENKI NZ

です。(ゲンキニュージー、たぶんKiwiにはジェンキニュージーと発音されると思われ…)

しおぴーらしくないネーミングと思うかもしれませんが、みっちゃんともども気に入っています。

なにをやるかは、ヒ・ミ・ツ、というわけではないですが、おいおい準備が整ったものからお知らせしていきます。

のんびりした国でのスタートアップなので、亀の歩みとなると思いますが、うすらなまあたたかく(笑)見守っていただければ幸いです。

というわけで、本年もよろしくお願いします→にほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へ

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