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スピード・レーサー

スピード・レーサー(★★★☆☆)@ Skycity Queen St. IMAX 日本でも公開中

ウォシャウスキー兄弟の最新作。原作は、1967年~放映のアニメ"マッハGOGOGO"。しおぴーも見た記憶ありありなんだけど、本放送は1歳のときなので、見たのは再放送ですな。

アメリカではあまりヒットせず、先週からスタートしたここNZでも興行成績は芳しくない模様。

というのも、

"Speed Racer at Kids Price"

ということで、大人でも子供料金で提供しているくらいだし、最大手の新聞NZ Herald紙でも★2つとほぼ最低の評価。

お初のIMAXは"NZ最大"をウリにしているだけあってスクリーンが本当にデカい。客席数は500くらいかな。

で、平日初回とはいえ、観客数はしおぴー含め

「3名」

これは確かに大変かも。一応学校はお休みのホリデーシーズンなので、そこそこに映画館は入っているんだけど、どうやら”ダメ映画”の烙印を押されている感じ。

でも、個人的にはそんなに悪くない。

内田先生はこの映画を

「未来から回想した過去」

と表現した。

http://blog.tatsuru.com/2008/07/04_1326.php

しおぴーとしては監督が子供の頃マッハGOGOGOを見た時に「感じたこと」をスクリーンに再現したように思えた。

そう、

「想像力豊かな子供が”感じとった”原作のエッセンス」

を大胆にそのまま映画にしたんじゃないかと。

もちろん原作はモノクロで絵も粗製濫造、コマ落とししまくりかつ音もモノラル、と「欠点」をあげつらえばどこまでもできる。でも、当時の子供たちは、”想像力”で足りないものを補いながらその躍動感に熱狂していたじゃないか。それら”足りなかったもの”を今のテクノロジーでフルに補ったのがこの映画。

子供の夢だから家はLEGOブロックだし、色は極彩色、時折アニメのようなコマ落としも入る。

冒頭で主人公が少年の時に描いたレースの落書きがそのままアニメのように動くのもその象徴。

「ストーリーが無い」

という批判も、少年漫画の

「最後に正義が勝つ」

という黄金パターンを忠実に再現しているんだから、当然のことかと。

あと、マッハGOGOGOのテーマ曲が時々アレンジされて入っていたり、マシンスペックはかなり原作に忠実だったりと原作の記憶がある人にはうれしい作り。

ただし、かなり色遣いは派手派手なので

「色に酔う」

確率は高し。

P.S.

でも、監督が「足し算」だけじゃなく「引き算」もきっちりやってたら、傑作になったのかもね。

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