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蝉しぐれ

蝉しぐれ(★★★★☆)@渋東シネタワー

前日はせっかく映画の日だったというのに、1本も見ず、もったいないことをした。
今日はもう少し見ようかとも思っていたのだけど、ジム行ったりしたら結局1本だけで終了。

冒頭、主人公牧文四郎と父親、親友、それに彼が密かに想いを抱く「ふく」に関するいくつかのエピソードが細切れに羅列される。

「なんだか散漫だなあ」

というのが第一印象。

しかし、事件が勃発し、父が切腹を命じられてから、物語は生き生きと動き始める。坂道で車を押すシーンは、前半のクライマックス。早くもすすり泣きが場内から漏れ聞こえる。

舞台が数年後となり、主人公が市川染五郎、ふくが木村佳乃に交代。正直子役はあまり上手ではなかったので、少々安心する。

時代劇なので、もちろん殺陣のシーンもあるけれど、この映画は、まごうことなき正当派の

「ラブ・ストーリー」

だ。幼い頃から想い続けた「ふく」との別れと再会、そして…。

エンディングでは、さらにすすり泣きの声が増え、確かにうるっとくる。それが、喜びの涙なのか、悲しみの涙なのかは、ぜひ自分で確認してくださいまし。

もうひとつ、ロケの中心となった庄内の四季を通じた自然と町並みの美しさも要チェック。マジで庄内に行きたくなった。

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